【9月19日 AFP】フランス・リーグ1のSCバスティア(SC Bastia)は18日、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)のティアゴ・モッタ(Thiago Motta)に頭突きを見舞ったブラジル人ストライカーのブランドン(Brandao)が、フランス・プロサッカーリーグ連盟(French Professional LeagueLFP)の規律委員会から6か月間の出場停止処分を受けたと発表した。

 ブランドンは、8月16日に行われたPSGとのリーグ戦後に敵地パルク・デ・プランス(Parc des Princes)の通路でモッタに頭突きを浴びせ、同21日には出場停止処分を受けていた。

 ブランドンが復帰可能になるのは来年の2月21日以降となる。

 34歳のブランドンは、スタジアム内に設置された監視カメラによって撮影されたこの件で刑事責任も問われている。計画的に暴行したことで被害者のモッタが1週間戦線を離れることを余儀なくしたため、11月3日に出廷する予定となっている。

 有罪となればブランドンは懲役刑と罰金を受ける可能性がある。

 この日、2時間半にわたり行われた聴取会出席後、コメントを避けたブランドンに代わり、同選手の弁護士を務めるオリヴィエ・マルタン(Olivier Martin)氏がコメントを残した。

「本日、われわれは彼がなぜあのような行為を働いたかを説明しました。一部選手や観客からの挑発行為にさらされ、ピッチを出た際の心理状態に影響を受けていました」とし、ブランドンが「人種差別的」な侮辱を受けていたと語った。

「われわれは委員会に対し、行為が前もって計画されたものではないことを説明しました。彼が受けたストレスや失望に対する反射反応による行為だったのです」

(c)AFP