ヒンギス/ベンチッチ組は早期敗退、パンパシフィック・オープン
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【9月19日 AFP】女子テニス、東レ・パンパシフィック・オープン(Toray Pan Pacific Open 2014)は18日、ダブルス準々決勝が行われ、スイスのマルチナ・ヒンギス(Martina Hingis)/ベリンダ・ベンチッチ(Belinda Bencic)組は4-6、2-6で第1シードのカーラ・ブラック(Cara Black、ジンバブエ)/サニア・ミルザ(Sania Mirza、インド)組に敗れ、元世界女王と新星のドリームチームは大会から姿を消した。
ヒンギス/ベンチッチ組は、藤原里華(Rika Fujiwara)/謝淑映(Shu-Ying Hsieh、台湾)組を下し1回戦を突破したものの、この日の試合には完敗した。
しかし、ヒンギスのパートナーを務めるフラビア・ペネッタ(Flavia Pennetta、イタリア)が右足の故障から回復しなければ、約17歳も年の離れたスイスコンビは中国ツアーも一緒に回る可能性があるという。
第1セットでは2度のブレークを奪ったヒンギス/ベンチッチ組だが、その直後にはブレークバックを許し、これを先取される。第2セットでも4度のブレークを許したヒンギス/ベンチッチ組は、約1時間でブラック/ミルザ組の前に屈した。
今月末に34歳の誕生日を迎えるヒンギスは、「第2セットでは、動きがバラバラだった。でも、第1セットにはチャンスがあったわ」とし、「強豪チームに全力を出させるのは楽しかった」と試合を振り返った。
四大大会(グランドスラム)のシングルスで5勝、ダブルスで9勝を挙げているヒンギスは、昨年ダブルスでの2度目の現役復帰を表明した。
ヒンギスは、先日行われた全米オープン(The US Open Tennis Championships 2014)の女子ダブルスでペネッタとペアを組み、ロシアのエカテリーナ・マカロワ(Ekaterina Makarova)/エレナ・ベスニナ(Elena Vesnina)組に次ぐ準優勝を飾った。
全米オープンで8強入りを果たし、最新の世界ランクで34位に浮上した17歳のベンチッチは、「マルチナとプレーできて楽しかった」と話し、「チャンスをものにできたら、少し違う結果になっていたかもしれない。何度かくだらないミスをしてしまったことが悔やまれます」と反省した。
主催者推薦のワイルドカードでシングルスにも出場していたベンチッチだが、2回戦でルーシー・サファロバ(Lucie Safarova、チェコ)に敗れている。
ベンチッチは、自身の父親と、ヒンギスの母親メラニー・モリトール(Melanie Molitor)さんに指導を受けており、4歳でヒンギスと出会った。
「勢いとチャレンジにあふれた試合だった」とダブルスを振り返るヒンギスは、「ベリンダと同じチームでプレーできて本当に楽しかった。良くなっていくことを願います」とした。
ヒンギスは現在、ダブルスで世界ランク20位に入っており、対するベンチッチは255位となっている。(c)AFP