【9月19日 AFP】英北部スコットランド(Scotland)で18日、英国からの独立の是非を問う歴史的な住民投票が行われた。投票は午後10時(日本時間19日午前6時)に締め切られ、その直後に開票作業が始められた。

 最近まで独立賛成派が勝利することはないと考えられていたが、投票日直前の2週間に独立賛成が急速に勢いを増し、世論調査各社は接戦になると予想している。

 投票に必要な登録をした人は投票資格を持つ人の約97%に当たる430万人近くに上り、関心の高さが示された。当局者によると、投票率は80%程度とみられている。投票した人たちはスコットランドの5000か所以上に設けられた投票所で、「スコットランドは独立した国であるべきか」という質問に「Yes」か「No」の二者択一で答えた。

 英世論調査会社ユーガブ(YouGov)が投票を済ませた人を対象に行った世論調査によると、独立反対が54%、独立賛成が46%で、独立反対派が勝つと予想されている。(c)AFP/Katherine Haddon and Ouerdya Ait Abdelmalek