【9月18日 AFP】女子テニス、東レ・パンパシフィック・オープン(Toray Pan Pacific Open 2014)は17日、シングルス2回戦が行われ、大会第7シードのルーシー・サファロバ(Lucie Safarova、チェコ)は3-6、6-4、6-2でスイスのベリンダ・ベンチッチ(Belinda Bencic)を退け、ベスト8に駒を進めた。

 27歳のサファロバは、第1セットを落としたものの、第2セットでは5本のサービスエースを決めるなど波に乗り、最終セットは一方的な展開に持ち込んだ。

 世界ランク15位のサファロバは、2時間3分に及んだフルセットを終え「厳しい試合でした。勝てて本当に良かったです」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

「若い選手と対戦して良いプレーができるのは、気持ちが良いですね」

 全米オープン(The US Open Tennis Championships 2014)で8強入りを果たし、一気に知名度を上げたベンチッチは、「この試合からは良いことだけを学びたい。そこまで悪い出来ではなかったと思う」と話した。

 最新の世界ランクで34位に浮上したベンチッチは、第1セットの後、サファロバの「サーブとリターンが向上する」のが手に取るように分かったとし、「私にとって厳しい展開となった」と明かした。

「第1セットは最高のプレーができましたが、トップ15に上り詰めるためには、3セットの間ずっと同じレベルを維持しなければなりません」

 ベンチッチは、自身の父親と、同胞の先輩であるマルチナ・ヒンギス(Martina Hingis)の母親メラニー・モリトール(Melanie Molitor)さんに指導を受けている。

 今大会の1回戦で、ベンチッチは、2004年の全米オープンと2009年の全仏オープン(French Open 2009)覇者のスベトラナ・クズネツォワ(Svetlana Kuznetsova、ロシア)を破っていた。

 ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2014)で4強入りを果たしたサファロバは、準々決勝で第3シードのアナ・イワノビッチ(Ana Ivanovic、セルビア)と対戦する。(c)AFP