【9月17日 AFP】スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)に所属するスペイン代表のジェラール・ピケ(Gerard Pique)が、カタルーニャ(Catalonia)地方のスペインからの分離独立の是非を問う住民投票実施を許可されるべきと支持を表明した。

 先週、ピケは息子とともに、スコットランドで18日行われるものと同様の、カタルーニャの独立を問う住民投票を許可するよう求めるデモに参加し、その写真を自身のソーシャルメディア上のアカウントに投稿していた。

 17日に行われる欧州チャンピオンズリーグ2014-15(UEFA Champions League 2014-15)のアポエル・ニコシア(APOEL Nicosia)戦を控えたピケは記者会見に臨み、「民主的な」解決を求めているのであり、スペイン代表でのプレーについて問題にされることはないと語った。

「なぜみなさんが困惑するのか分からない。スペイン代表チームでプレーすることとこれとは関係ないことだ。疑われるようなことはない。僕は16歳の頃からスペイン代表チームで、11年も確実にプレーしている。全ての試合に自分の全てをささげてきた」

「カタルーニャに対して自分が感じることは、それとはまた別だ。あの日はカタルーニャの日で、投票について賛成していた。民主的なものであって、投票の権利は誰にもあるはずだ」

 ピケはスペイン代表として61試合に出場し、2010年のW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)と2度の欧州選手権(UEFA Euro)を果たしている。

 11日のアスレティック・ビルバオ(Athletic Bilbao)戦でFCバルセロナは、カタルーニャの自治権喪失からちょうど300年を記念して、ホ-ムゲームでは初めて、カタルーニャの旗と同じ色を使用した赤と金色のアウェーユニホームを着用した。(c)AFP