【9月17日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2014-15)のCSKAモスクワ(CSKA Moscow)戦を控え、ASローマ(AS Roma)のフランチェスコ・トッティ(Francesco Totti)は、ここ数年、イタリアのクラブが欧州のライバルたちの後塵を拝していることもあり、久しぶりの欧州の舞台での戦いは厳しいものになると認めている。

 ローマは17日、CSKAモスクワを本拠地に迎え、4年ぶりとなるチャンピオンズリーグの戦いに臨む。欧州最高峰のこの大会にローマが前回参戦したのは、2010-11シーズンとなる。

 ローマ一筋で20シーズンを過ごしてきたクラブの象徴であるトッティは、「以前はユベントス(Juventus)やミラン(AC Milan)の時代があって、(2010年の)インテル(Inter Milan)の3冠もあったけど、このところイタリアのクラブは欧州でうまくやれていない」とコメントした。

「答えはシンプルだ。レアル・マドリード(Real Madrid)やバルセロナ(FC Barcelona)、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)といったチームの方がはるかに強くなったんだ」

 ローマは今回、バイエルン、マンチェスター・シティ(Manchester City)と同じグループEに入っている。両チームとの戦いに向け、ローマの準備はできているかと問われたトッティは、「この大会への準備ができていたかどうかは、グループリーグの試合で明らかになる。僕たちは強いチームと当たるし、難しい戦いになるだろう」と答えた。

 37歳のトッティは、コートジボワール代表のジェルビーニョ(Gervinho)、フアン・マヌエル・イトゥルベ・アレバロス(Juan Manuel Iturbe Arevalos)とともに、FWで先発するとみられる。この先、より厳しい戦いが待っていると予想されるだけに、ローマはこの試合で貴重な勝ち点3を獲得したいと考えている。

 チームを率いるルディ・ガルシア(Rudi Garcia)監督は、フィオレンティーナ(Fiorentina)戦(2-0)、エンポリ(Empoli)戦(1-0)と連勝していることもあり、チームに大きな自信を持っているが、同時にCSKAとのコンディションの差には注意が必要だとも話した。ロシア・プレミアリーグはほぼ2か月前に開幕している。

「われわれはすでに、相手を自陣から上手く引き出せた時には、ボールの動きを停滞させて、スペースを存分に活用できるタイミングを待つのが非常に上手いチームだと示せている。特にフィオレンティーナ戦はそうだった」

「しかし、CSKAはグループで一番弱いチームなどではない。彼らはすでに8試合を戦っているが、われわれはまだ2試合だ。だから、あらゆる面で向こうの方が有利だ」

「CSKAには強烈なカウンターがあるから、備えを怠ってはならない。それでも、私は自分のチームに自信を持っている」

(c)AFP