【9月17日 AFP】14MLBは16日、各地で試合が行われ、ワシントン・ナショナルズ(Washington Nationals)とボルティモア・オリオールズ(Baltimore Orioles)が地区優勝を決めた。

 ナショナルズはイアン・デスモンド(Ian Desmond)が2点本塁打を放つと、投げては先発のタナー・ローク(Tanner Roark)が7回を無失点に抑え、敵地ターナー・フィールド(Turner Field)でアトランタ・ブレーブス(Atlanta Braves)から3-0の勝利を収めた。

 ここ3年で2度目となる地区優勝がかかった試合で、先発転向2年目のロークは飛び抜けた投球を披露し、安打はすべて単打の5本に抑え、四球は1つもなかった。

 ナショナルズが、前年地区覇者ブレーブスの本拠地という厳しい環境でナ・リーグ東地区優勝を決めた一方、オリオールズは本拠地オリオール・パーク・アット・カムデン・ヤーズ(Oriole Park at Camden Yards)のファンの前で、17年ぶりとなるア・リーグ東地区優勝を決めた。

 この日、トロント・ブルージェイズ(Toronto Blue Jays)と対戦したオリオールズは、スティーブ・ピアース(Steve Pearce)とジミー・パレデス(Jimmy Paredes)の本塁打などで8-2と勝利し、1997年以来となる地区王者に輝いた。

 オリオールズは、先発のウバルド・ヒメネス(Ubaldo Jimenez)が不安定な立ち上がりながら5回を投げ切り、2安打4四球6三振で2失点にまとめると、7回にアレハンドロ・デアザ(Alejandro De Aza)が貴重な3点三塁打を放ち、点差を広げた。

 オリオールズとナショナルズは、ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム(Los Angeles Angels of Anaheim)に続いてプレーオフ進出を決めた。

 エンゼルスは15日夜、すでに1番乗りでポストシーズンの切符を手に入れている。しかし、プレーオフの椅子は確保した一方で、ア・リーグ西地区の優勝はまだ決まっていない。(c)AFP