【9月16日 AFP】米大リーグ(MLB)、フィラデルフィア・フィリーズ(Philadelphia Phillies)のジョナサン・パペルボン(Jonathan Papelbon)は15日、前日に行われたマイアミ・マーリンズ(Miami Marlins)戦での「不適切な行為」により、機構から7試合の出場停止処分が科された。

 フィリーズでクローザーを務めるパペルボンは、チームが4-1とリードして迎えた9回表に4失点を喫し、マーリンズに4-5で逆転負けを喫した試合で、降板する際にブーイングを浴びせるホームのファンに向けて股間をつかむジェスチャーをみせ、二塁塁審から退場を宣告されていた。

 フィリーズは出場停止処分が下された直後に声明を発表し、パペルボンの行為を非難している。

「フィリーズは、グラウンド上の選手の行為について、コミッショナー事務局の決断を全面的に支持します」

「MLB規則により、フィリーズにはフィールド上で起きた行為について判断を下すことや、不正行為に対し適切な処分を決める権限がありません。チームは、ファンの皆様に所属選手の行為について謝罪します」

 パペルボンの処分は、敵地サンディエゴ(San Diego)で16日から始まるサンディエゴ・パドレス(San Diego Padres)との4連戦から適用され、マイアミ(Miami)で行われる23日の試合から復帰が可能となる。

 気性の荒いパペルボンに対して、罰金処分も科されたが金額は公表されていない。(c)AFP