【9月16日 AFP】米中央軍(US Central Command)は15日、イスラム教スンニ派(Sunni)過激派組織「イスラム国(Islamic StateIS)」に対する空爆をイラクの首都バグダッド(Baghdad)周辺でも実施したことを明らかにした。

 米中央軍の声明によると、14日と15日にイラク北部のシンジャル(Sinjar)近郊と、バグダッドの南西で攻撃機と戦闘機による計2回の空爆を実施した。シンジャル近郊の攻撃ではイスラム国の車両6台を、バグダッドの南西ではイラク軍を砲撃していた陣地1か所を破壊したという。

 米軍が先月上旬以降イラクで実施した空爆は162回になった。米国は先月8日からイラク北部でイスラム国の拠点を空爆してきたが、今回初めて首都周辺でも空爆が行われたことで軍事作戦の範囲が広がっていることが示された。(c)AFP/Richard CARTER, Marianne BARRIAUX