【9月15日 AFP】男子テニス、国別対抗戦のデビスカップ(Davis Cup 2014)は14日、ワールドグループの準決勝が行われ、スイスが3-2でイタリアを破り、フランスと対戦する決勝に駒を進めた。

 スイスは、シングルスでロジャー・フェデラー(Roger Federer)が6-2、6-3、7-6でファビオ・フォニーニ(Fabio Fognini)を下すと、この段階で、米国に敗れた1992年大会以来となる2度目の決勝進出を決めた。

 消化試合となった第5試合で、スイスはミヒャエル・ラマー(Michael Lammer)が4-6、6-1、4-6でアンドレアス・セッピ(Andreas Seppi)に敗れている。

 フランスは前日の準決勝で、リシャール・ガスケ(Richard Gasquet)/ジョーウィルフリード・ツォンガ(Jo-Wilfried Tsonga)組がチェコのトマス・ベルディハ(Tomas Berdych)/ラデク・ステパネク(Radek Stepanek)組を下し、2010年大会以来の決勝進出を決めていた。

 11月21日から23日にかけてフランスで行われる決勝の候補地には、北部リール(Lille)が挙がっている。

 四大大会(グランドスラム)通算17勝を誇るフェデラーは、「フランスとの対戦は伝統の舞台だから、うれしいよ」と話した。

「スイスで素晴らしい試合を経験した。決勝に進出できてうれしいし、どうなるか楽しみだね」

「ファンや愛すべき人々と喜びを分かち合えることはうれしい。与えられた条件の中で懸命に戦い、力を発揮することができて幸せだ」

 パリ(Paris)では、フランス対チェコの消化試合が行われ、フランスのジュリアン・ベネトー(Julien Benneteau)が4-6、3-6でイリ・ベセリ(Jiri Vesely)に敗れ、ガエル・モンフィス(Gael Monfils)が5-7、6-4、7-5でチェコのルカシュ・ロソル(Lukas Rosol)に勝利すると、対戦成績を4勝1敗として、準決勝を終えた。(c)AFP