【9月19日 Relaxnews】メキシコ政府は10日、首都メキシコ市(Mexico City)に建設する新国際空港の設計を英建築家ノーマン・フォスター(Norman Foster)氏とメキシコ人建築家フェルナンド・ロメロ(Fernando Romero)氏が手掛けると発表した。

 新空港は、飽和状態にあるベニート・フアレス国際空港(Benito Juarez International Airport)近くに総工費91億5000万ドル(約1兆円)をかけて建設される予定で、現在の4倍にあたる年間1億2000万人の利用客を見込んでいるという。計画はエンリケ・ぺニャニエト(Enrique Pena Nieto)大統領が9日に初めて明らかにした。大統領は「ここ数年ではメキシコで最大の、世界でも最大規模のインフラプロジェクトの1つとなる」と説明した。

 フォスター氏は1999年に建築界で最も権威あるプリツカー賞(Pritzker Architecture Prize)を受賞。これまでに香港国際空港(Hong Kong International Airport)や、巨大な龍をイメージしたという北京首都国際空港(Beijing Capital International Airport)の第3ターミナル、英ロンドン(London)の名物ビル「ガーキン(Gherkin)」などを手掛けている。また、ロメロ氏はメキシコの大富豪カルロス・スリム(Carlos Slim)氏の義理の息子にあたる。(c)Relaxnews/AFPBB News