【9月11日 AFP】ナイジェリアの航空当局は10日、同国の最大都市ラゴス(Lagos)の空港で7日に米連邦航空保安局の職員が注射器で刺されたとする事件について声明を発表し、そのような出来事が起きた形跡はないと述べた。

 米連邦捜査局(FBI)は8日、勤務中だったこの職員が何者かに注射器で刺され、米テキサス(Texas)州のヒューストン(Houston)で治療を受けていることを明らかにしていた。職員の命に別状はないという。

 ナイジェリア連邦空港公社(Federal Airports Authority of NigeriaFAAN)の広報官は声明で、報道は承知しており、米国の外交当局と連絡を取り合っているとした上で、同国に派遣された米国の調査チームが防犯カメラの映像の検証に当たったと述べた。

 ただ予備調査の段階では、そのような出来事が起きた形跡は見当たらなかったという。(c)AFP