【9月9日 AFP】国際サッカー連盟(FIFA)のジョセフ・ゼップ・ブラッター(Joseph Sepp Blatter)会長は8日、5期目を務めるため、来年の会長選に出馬する意向を表明した。

 英マンチェスター(Manchester)で行われているサッカービジネス会議「Soccerex」にビデオスピーチを送ったブラッター氏は、「ああ、準備はできている。出馬するつもりだ」と話した。

 1998年からFIFAの会長を務めるブラッター氏は、欧州サッカー連盟(UEFA)からの高まる批判に直面している。

 数十億ドル規模の経済効果をもたらすW杯の開催地について、その決め方に問題があったとみられているためだ。

 唯一互角に戦える対抗馬とされていたUEFAのミシェル・プラティニ(Michel Platini)会長が、8月にFIFAの会長選不出馬を表明し、ブラッター氏の再選はほぼ確実と予想される。

 78歳のブラッター氏は、23日から2日間の日程で行われる会議の場で、FIFA執行委員会に出馬の意向を伝えるという。

「(会議の場で)執行委員会にも伝えるつもりだ。そのとき仲間に伝えるのは、敬意を払ってのことだ」

 FIFAの会長選は、2015年5月にスイス・チューリヒ(Zurich)で開催される総会で投票が行われる。これまでで出馬を表明しているのは、かつてFIFAで事務局長代理などを務めたジェローム・シャンパーニュ(Jerome Champagne)氏だけとなっている。(c)AFP