【9月4日 AFP】動物愛護団体「動物の倫理的扱いを求める人々の会(People for the Ethical Treatment of AnimalsPETA)」は3日、米グランドキャニオン国立公園(Grand Canyon National Park)でリスを崖から蹴落とす様子が撮影された男の逮捕と有罪判決につながる情報に掛けていた懸賞金に、さらに旅行費負担などの特典を追加した。

 PETAは、先月に発表した1万5000ドル(約160万円)の懸賞金に追加して、グランドキャニオンへの2人分の往復旅費と宿泊費を提供すると発表した。

 男がリスを蹴落とす様子を捉えた動画は、動画共有サイト「ユーチューブ(YouTube)」に投稿され、一気に広まった。動画では、男がグランドキャニオンのサウスリム(South Rim)で、崖の端に餌でリスを誘い、リスを蹴落とす様子が映っていた。

 リスが蹴落とされた渓谷の深さは約1.6キロ、幅は約29キロに達する。

 動画の中の男は、黒い半ズボンと麦わら帽子を着用し、上半身は裸。動画を撮影した目撃者によると、男はフランス語を話していたという。動画の中に映っている別の男はボクサーショーツを履いている。(c)AFP