【9月4日 AFP】世界保健機関(World Health OrganizationWHO)は3日、西アフリカでのエボラ出血熱流行による死者が1900人を超えたと発表した。史上最悪規模となっているエボラ熱の流行が、現在も勢いを増し続けていると警告している。

 WHOのマーガレット・チャン(Margaret Chan)事務局長は米首都ワシントン(Washington D.C.)で記者会見し、「今週の時点で、ギニア、シエラレオネ、リベリアでの感染者は3500人、死者は1900人以上が確認された」と述べた。

 犠牲者の数は、WHOがわずか数日前に発表した統計(死者1552人、感染者3069人)から大幅に増加した。また死者数は、過去に起きた全てのエボラ熱流行の合計死者数よりも多くなっている。(c)AFP