【9月3日 AFP】男子ゴルフのロリー・マキロイ(Rory McIlroy、北アイルランド)との衝撃的な婚約解消を経験したカロリーネ・ボズニアツキ(Caroline Wozniacki、デンマーク)にとって、全米オープン(The US Open Tennis Championships 2014)は、自身を元気づけるものになっていることだろう。

 24歳のボズニアツキは、2009年大会(The US Open Tennis Championships 2009)で決勝に進出した経験がある。米ニューヨーク(New York)市への思い入れが強いボズニアツキは、11月に行われるニューヨークシティマラソン(New York City Marathon)への出場も表明している。

 また、世界ランク1位で親友のセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)がショーに参加するため、ニューヨーク・ファッションウィーク(New York Fashion Week)にも同行する予定だという。

 セレーナは、5月にボズニアツキとマキロイの破局が明らかになった際、少なくともツイッター(Twitter)上では慰め役を買って出ていた。

 マキロイはボズニアツキとの関係を解消して以降、第143回全英オープン(The 143rd Open Championship)や第96回全米プロゴルフ選手権(2014 PGA Championship)といった大舞台で優勝を飾るなど、プロとしてのキャリアをますます充実させている。マキロイは、練習に時間を割き、試合に集中できるようになったことも公言している。

 こういう質問を受けた場合、ボズニアツキは「正直に言って、その質問が妥当とは思えないわ。テニスをして、いい試合をするためにここにいるの。ここにいられて幸せ。コートの外で何が起ころうと、この場にはふさわしくないわ」と一蹴する。

 恋人を失ってから、ボズニアツキも自身のプレーを順調に取り戻している。

 破局の直後に行われた全仏オープンテニス(French Open 2014)では初戦敗退を経験したボズニアツキだが、イスタンブール・カップ(Istanbul Cup 2014)でツアー22勝目を挙げると、ロジャーズ・カップ2014(Rogers Cup 2014)では8強、ウェスタン&サザンオープン(Western and Southern Open 2014)では4強入りを果たした。

 ボズニアツキは、「新しい年に、私も年を取った。少し賢くなったことを祈るわ。気分は良いし、テニスをしているときも心地良いの。素晴らしい夏を過ごせているわ」と話した。

 マキロイに関する話題は避けるボズニアツキだが、ゴルフとテニスに共通する有用な考え方を手に入れたと明かした。

「ゴルフはメンタルのスポーツでしょ。短いパット一つで、大きな違いを生むことがある。テニスだって同じ。一つのショットが重要なの」

(c)AFP/Dave JAMES