【9月3日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、元マンチェスター・ユナイテッド（Manchester United）のデビッド・ベッカム（David Beckham）氏は2日、英国放送協会（BBC）に対し、同クラブ生え抜きのダニー・ウェルベック（Danny Welbeck）が、ライバルクラブのアーセナル（Arsenal）に移籍したことは「悲しい」と語った。

 23歳のウェルベックは、マンチェスター・ユナイテッドが1日にASモナコ（AS Monaco）からラダメル・ファルカオ・ガルシア（Radamel Falcao Garcia）を1シーズンの期限付き移籍で獲得したことを受け、アーセナルに移籍した。移籍金は1600万ポンド（約27億7000万円）と報じられている。

 90年代半ばにマンチェスター・ユナイテッドのユースチームを卒業後、同クラブで名を成したベッカム氏は「彼は8歳の時からクラブにいた。彼の心はマンチェスター（Manchester）にあった。マンチェスター・ユナイテッドを去ることになって彼が悲しんでいることは間違いない。アーセナルには良質で、若く、才能あるイングランドの選手がいる。それでも、マンチェスター・ユナイテッドのファンの一人としては、彼がマンチェスター・ユナイテッドを後にするのは寂しいことだ」とコメントした。

 一方でイングランド代表のロイ・ホジソン（Roy Hodgson）監督は、この移籍を歓迎している。

 3日にノルウェーとの親善試合を控え、記者会見に臨んだホジソン監督は「ダニー・ウェルベックには最高のボーナスだ」と語った。

「彼ほどの力のある選手がユナイテッドで定位置を争うことになれば、思うように常に先発出場ができない。彼は、もっと先発ができて、プレーする時間が確保できるであろうクラブに行くことになる。アーセナルは良い選手と契約した。ダニーの事を思うと私もうれしいね」

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