【9月3日 AFP】西アフリカ・リベリアの病院で働いていた米国人医師がエボラウイルスに感染していることが確認された。今回のエボラ流行で米国人の感染は3人目。キリスト教伝道団体SIMが2日、明らかにした。

 同団体によると、この医師はリベリアの首都モンロビア(Monrovia)のELWA病院(ELWA Hospital)の産科で勤務していた。医師の氏名は明らかにされていない。

 同じ病院で働いていた時にエボラ出血熱にかかった2人の米国人、ケント・ブラントリー(Kent Brantly)医師とナンシー・ライトボル(Nancy Writebol)さんは米国に戻って治療を受け、いずれもすでに退院している。新たに感染した医師は直接エボラ患者を治療しておらず、感染経路は分かっていない。

 世界保健機関(WHO)の最新の発表によると、西アフリカでは過去6か月間に3062人がエボラ出血熱を発症し、うち1552人が死亡している。(c)AFP