【9月2日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2013-14)王者のレアル・マドリード(Real Madrid)は1日、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)から1年間の期限付きでメキシコ代表のハビエル・エルナンデス(Javier Hernandez)を獲得したと発表した。 

 レアルは、「レアル・マドリードとマンチェスター・ユナイテッドは、ハビエル・エルナンデスのレンタル移籍で合意に達した。エルナンデスは、今季クラブの一員となる」とする声明を出した。

「レアル・マドリードは、選手の買い取りオプションも保有している」

 今季の移籍市場でレアルが獲得した選手は、W杯ブラジル大会(2014 World Cup)で活躍したハメス・ロドリゲス(James Rodriguez)、トニ・クロース(Toni Kroos)、GKケイロール・ナバス(Keylor Navas)に続き、エルナンデスで4人目となる。

 この日、記者会見に臨んだエルナンデスは、「すごくうれしいよ。僕を熱心に呼んでくれた皆さんに対して、この素晴らしい場所を借りてお礼を言いたい」と述べた。

「レアル・マドリードでのプレーを夢見たことがないなんて言える選手は、世界中に一人もいないよ」

 ユナイテッドでの過去4年間で合計154試合に出場し59得点を記録している26歳のエルナンデスの移籍は、同日マンチェスター・ユナイテッドがコロンビア代表のラダメル・ファルカオ・ガルシア(Radamel Falcao Garcia)をローンで獲得したという電撃報道に、話題をさらわれる結果となってしまった。

 エルナンデスは、フランス代表FWカリム・ベンゼマ(Karim Benzema)の控えで、先日イタリア・セリエAのユベントス(Juventus)へ移籍したアルバロ・モラタ(Alvaro Morata)の代役を務めることが期待される。

 エルナデスは、「一番大切なのは今。監督の指示や求めに応じることが、ここでの僕の仕事だ」と語った。

「世界のビッグクラブでは、先発も控えも関係なく、すべての選手が重要なんだ。僕たちは、このクラブがタイトルを勝ち取り続けていけるようなプレーをしていかなければならない」

(c)AFP