【9月1日 AFP】中国東部・湖北(Hubei)省十堰(Shiyan)で1日、刃物を持った男が小学校に押し入って児童らに切りつける事件があり、児童8人と教師1人が刺され、少なくとも3人が死亡したと複数メディアが報じた。

 中国国営新華社(Xinhua)通信によると、男はその後、建物から飛び降りて自殺した。新華社は男の姓を陳(Chen)と伝えている。

 地元十堰のテレビ局がマイクロブログ「新浪微博(Sina Weibo)」で報じたところによると、男は自分の子どもをこの小学校に入学させられなかったことから犯行におよんだという。別の地元紙は、死亡した児童の数を6人と報じている。

 地元警察は事件の詳細を明らかにしておらず、現在、警察当局が事件のあった小学校で捜査中だと述べるにとどめている。

 中国では近年、子どもたちを狙った襲撃事件が相次いでいる。2010年には5件の無差別襲撃事件で計15人の子どもたちが死亡。今年3月にも、上海(Shanghai)の小学校前で刃物を持った男が帰宅途中の児童らに切りつけ、子ども6人を含む11人が負傷する事件が起きている。(c)AFP