【9月1日 AFP】サッカー日本代表の香川真司(Shinji Kagawa)が31日、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)からドイツ・ブンデスリーガ1部のボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)に復帰することが決まった。

 契約期間は2018年6月までで、ドルトムントは香川を再獲得するために800万ユーロ(約11億円)を支払ったとみられている。

 現在25歳の香川は、2010年から2012年にかけてドルトムントで大きな飛躍を果たし、マンチェスター・ユナイテッドに移籍したが、プレミアリーグでは38試合で6得点にとどまった。

 ドルトムントの公式ウェブサイトで、香川は「クラブを去る日、僕のボルシア・ドルトムントでの章は終わっていないとインタビューで話した」とコメントした。

「プレミアリーグでプレーするという夢をかなえたかったんだ。でも今は、ドルトムントの素晴らしいチームとファンのもとに戻れて、ただただうれしい」

「ドルトムントは家族のような存在。彼らが僕を忘れず、また迎え入れてくれたことを誇りに思う」

 香川は2シーズン在籍したマンチェスター・ユナイテッドで出場機会に恵まれず、常にドルトムント復帰のうわさが絶えなかった。

 そして、香川にとってはユナイテッドでの最後の試合となったキャピタル・ワン・カップ(Capital One Cup 2014-15)で、ミルトン・キーンズ・ドンズFC(Milton Keynes Dons FC)に0-4で敗れた後、ルイス・ファン・ハール(Louis van Gaal)監督から退団のゴーサインが出た。

 ドルトムントのスポーティングディレクターを務めるミヒャエル・ツォルク(Michael Zorc)氏は、「香川真司をマンチェスター・ユナイテッドから獲得できる可能性が浮上したのは、つい数日前だ。この才能あふれる選手を再び迎え入れると決めたのは、当然の流れだった」と話した。

 2010年にJリーグ1部(J1)のセレッソ大阪(Cerezo Osaka)からドルトムントに加入した香川は、ブンデスリーガ出場49試合で21得点を記録し、2011年にはリーグ優勝、2012年にはリーグとドイツ杯(German Cup 2011-12)の2冠を達成している。(c)AFP