【8月30日 AFP】米大リーグ(MLB)のニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)は29日、実戦形式の登板後に田中将大(Masahiro Tanaka)が右腕に張りを訴え、無期限で投球を回避すると発表した。

 田中は右肘靱帯(じんたい)を部分断裂し、7月に故障者リスト(DL)入りしていた。

 ヤンキースは、この状況をわずかな停滞だと表現している。球団は靱帯の再建手術に踏み切ることなく、チームがプレーオフ出場を目指し戦うであろう9月の復帰に向けて肘の状態が回復することを期待している。

 田中は28日にデトロイト(Detroit)で実戦形式の登板を行って49球を投じ、来月2日にも同様に投球する予定だったが、その予定は変更となるかもしれない。

「少し慎重にいきたい。何週も投げてないので」とコメントした田中は、ヤンキースタジアム(Yankee Stadium)でリハビリを継続する見込みとなっている。

「まだ1か月あるので、復帰に向けてベストを尽くします」

 レギュラーシーズンも残すところ4週間となる中、ヤンキースは69勝63敗でア・リーグ東地区の首位に立つボルティモア・オリオールズ(Baltimore Orioles)から7ゲーム差の2位につけている。ア・リーグのワイルドカード争いでは、シアトル・マリナーズ(Seattle Mariners)とデトロイト・タイガース(Detroit Tigers)を3ゲーム差で追っている。(c)AFP