【8月29日 AFP】インド・ニューデリー(New Delhi)の高所得層向けの画廊では、インドゾウ(アジアゾウ)によって描かれた作品が販売されている。絶滅が危惧されているこの動物を保護するための資金集めが目的となっている。

 「名作」となった明るい色彩の巨大な足跡は、画家のアルパナ・アフージャ(Alpana Ahuja)さんがバナナやその他のおやつを使って、雌のゾウ、フールカライ(Phoolkali)を誘導したことで実現したもの。フールカライは以前の飼い主から虐待されていた。

 秘訣(ひけつ)は、ゾウがご機嫌のときに、足に塗料をそっと塗って巨大なキャンバスに押すことだと、アフージャさんは語った。

 フールカライの絵画はニューデリーにあるアートスパイスギャラリー(ArtSpice Gallery)で展示されており、同画廊のアートディレクターのバビタ・グプタ(Babita Gupta)さんによると、絵画の売り上げはゾウの保護活動資金に充てるとしてる。展示は9月19日まで。(c)AFP