【8月28日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)のロサンゼルス・クリッパーズ(Los Angeles Clippers)は27日、ドック・リバース(Doc Rivers)ヘッドコーチ(HC)との契約を2018-19シーズンまで延長したと発表した。

 ドナルド・スターリング(Donald Sterling)前オーナーのスキャンダルという大きな波の中で選手たちを指揮したリバースHCは、就任1年目の昨シーズンにクリッパーズの球団新記録となる57勝25敗という成績を残し、チームを2年連続のパシフィック・ディビジョン制覇に導いた。

 スターリング前オーナーが人種差別的発言により永久追放処分を受けたことが影響し、リバースHCのクリッパーズの将来は不明瞭な状態となっていた。チームはその後、マイクロソフト(Microsoft)の前最高経営責任者(CEO)であるスティーブ・バルマー(Steve Ballmer)氏に売却された。

 バルマー氏は声明で、「球団にとって重要な一日だ。コートの内外で結果をもたらすことになる王者の素養をつくり上げていく中で、ドックと長期にわたり仕事ができることにわくわくしている。彼をチームの指揮官に長期にわたり据えることは、最優先事項の一つだった」とリバースHCを称賛している。

 球団社長も務めている52歳のリバースHCは、昨季クリッパーズのHCに就任する前にボストン・セルティックス(Boston Celtics)を9シーズン率い、チームを2007-08シーズンのNBAファイナル王者に導いている。(c)AFP