【8月29日 AFP】テニス、全米オープン(The US Open Tennis Championships 2014)は28日、米ニューヨーク(New York)市のUSTA・ビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンター(USTA Billie Jean King National Tennis Center)で女子シングルス2回戦が行われ、大会第1シードのセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)は6-1、6-0で米国のヴァニア・キング(Vania King)を一蹴し、3回戦進出を決めた。

 全米オープンを5度制しているセレーナは、アーサー・アッシュ・スタジアム(Arthur Ashe stadium)に吹き荒れる強風を意に介さず、フラッシング・メドウズ(Flushing Meadows)での3連覇に向けて順調に勝ち上がった。

 オープン化以降、女子シングルスで全米オープン3連覇を果たしているのは、1975年大会から4連覇を記録したクリス・エバート(Chris Evert)氏だけとなっている。

 セレーナは、わずか56分間で世界ランク81位のキングを下したものの、試合は簡単ではなかったと主張している。

「風の中でプレーするのは大変でした」と語るセレーナだが、25本のウイナーを記録し、アンフォーストエラーは15個にとどめた。

 一方でセレーナは、序盤はコンディションに順応することができず、合計5本のダブルフォールトのうち3本を最初のサービスゲームで記録した。

 セレーナは、「特に片方のコートのコンディションが悪く、サーブが難しかった」と明かし、「あのゲームを乗り切ることが本当に重要で、とにかく慣れる必要があった」と語った。

 今季5勝を挙げているセレーナだが、四大大会(グランドスラム)に関しては満足な結果が得られておらず、通算17回目のタイトルはおろか、ここまでの3大会では4回戦進出が最高成績となっている。

 今季初のグランドスラム優勝を目指すセレーナは、3試合連続で米国勢と当たることが決まり、16強入りを懸けた3回戦でバーバラ・レプシェンコ(Varvara Lepchenko)と対戦する。(c)AFP