【8月28日 AFP】メキシコ警察は27日、パーティーで撮影した「不名誉な写真」を利用してサッカーメキシコ代表のオリベ・ペラルタ(Oribe Peralta)を脅迫した容疑で、姉妹2人を逮捕したと発表した。

 W杯ブラジル大会(2014 World Cup)でメキシコ代表として活躍したペラルタは先週、パーティーで知り合った若い女性から50万ペソ(約400万円)を払わなければ写真を公開すると脅されたと、警察に通報していた。

 メキシコ国内のメディアが公開した捜査資料によると、ペラルタが警察に話した内容は、1月のパーティーでこの女性と電話番号を交換し、「不名誉な」写真を撮られたとされているが、写真の具体的な内容については報じられていない。

 子供2人を持つ妻帯者で、メキシコ1部リーグのクラブ・アメリカ(Club America)に所属するペラルタは、問題の写真が同選手の「道徳的な品位」を傷つける可能性があると捜査官に語っていたとされている。

 ペラルタは、知人を通して容疑者の女性に25万ペソ(約200万円)を渡していた。

 しかし、それと同時にペラルタは当局に通報しており、金銭の受け渡し場所となったメキシコ市(Mexico City)のバーに向かった警察官が、容疑者とその姉妹を恐喝容疑で逮捕している。

 逮捕された姉妹の弁護士は、日刊紙レフォルマ(Reforma)に対して、2人が「わな」にはめられたと主張している。

 同弁護士はまた、ペラルタが「脅迫を受けたと装い、姉妹を試合に来させないようにして、早く写真を手に入れようとしている」と述べた。(c)AFP