【8月28日 AFP】アフリカ年間最優秀選手に4度輝いた実績を持つサミュエル・エトー(Samuel Eto'o)が27日、カメルーン代表を引退すると発表した。

 33歳のエトーは、ツイッター(Twitter)で「代表チームでのキャリアを終わらせることをお知らせする。すべてのアフリカ人に、そしてすべてのファンに対し、無条件のサポートを示してくれてありがとうと伝えたい」とコメントした。

 エトーは、9月から始まる2015アフリカネイションズカップ(Africa Cup of Nations 2015)予選に向けて発表されたカメルーン代表25人のメンバーから外れており、不本意な成績に終わったW杯ブラジル大会(2014 World Cup)が代表での最後の試合となった。

 26日にイングランド・プレミアリーグのエバートン(Everton)と2年契約を結んだエトーは、自身通算4回目のW杯となったブラジル大会で、カメルーンが0-1で敗れたメキシコ戦の1試合に出場している。

 カメルーン代表として116試合に出場しているエトーは、2000年大会と2008年大会で優勝したアフリカネイションズカップで、歴代最多となる通算18得点を記録している。

 エトーはまた、カメルーン代表としても同国史上最多となる56得点を記録しており、2000年のシドニー五輪では金メダルを獲得した。

 出場したW杯では一度もグループリーグを突破できなかったものの、エトーはスペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)で2回、イタリア・セリエAのインテル(Inter Milan)で1回、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)制覇を果たしている。(c)AFP