【8月23日 AFP】弱冠16歳にして来季のフォーミュラワン(F1、F1世界選手権)参戦が決まったマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)は22日、年齢はただの数字だと語り、史上最年少ドライバーになる準備はできていると意気込みをみせた。

 オランダ出身のフェルスタッペンは、来月17歳の誕生日を迎える高校生だ。

 それでも、テストや学校行事がフェルスタッペンのF1デビューを阻むことはなく、トロ・ロッソ(Toro Rosso)で最大限の力を発揮したいとしている。

 レッドブル(Red Bull)の弟チームにあたるトロ・ロッソは、かつてのF1ドライバーであるヨス・フェルスタッペン(Johannes Franciscus "Jos" Verstappen)氏の息子マックスを正式にドライバーとして起用することを発表し、来季からジャン・エリック・ベルニュ(Jean-Eric Vergne)に代わり出走することになる。

 22日の記者会見で、フェルスタッペンは「準備はできていると思います」と話した。

「詰まるところ、年齢はただの数字ですから。最終的に、一番大事なのはトラックでどれだけ速く走れるかだと思います」

 また、フェルスタッペンは、レッドブルと同時にメルセデスAMG(Mercedes AMG)ともコンタクトを取っていたことを明かした。

「メルセデスとは、いくつかの可能性について少し話をしていました」

「レッドブルとはすでに長期間の交渉をしていました。2010年ごろからです。そこでの感触は非常に良かった」

 実年齢よりも成熟した考えを持つフェルスタッペンは、周囲のさまざまなうわさ話に影響されることはなく、F1参戦に対するプレッシャーもないと語った。

「(プレッシャーは)特にありません。ベストを尽くすだけです。できないことを論じても意味がないですから」

(c)AFP