【8月22日 AFP】アフリカ大陸西部でエボラ出血熱の感染拡大が止まらない中、国際サッカー連盟(FIFA)は21日、12月にモロッコで行われるクラブW杯(2014 FIFA Club World Cup)について、予定通りの開催を明言した。

 FIFAは声明で、「世界保健機関(WHO)によれば、モロッコでエボラ出血熱の感染は記録されていない。そのため、開催地変更を検討する理由がない」と説明している。

 死のウイルスは、リベリア、ギニア、ナイジェリア、シエラレオネのアフリカ西部4か国で、3月以降、1350人に達する犠牲者を出している。

 12月10日から20日に開催される大会には、欧州とスペインの強豪であるレアル・マドリード(Real Madrid)をはじめ、アルゼンチンのサン・ロレンソ(San Lorenzo)、メキシコのクルス・アスル(Cruz Azal)、ニュージーランドのオークランド・シティ(Auckland City FC)、モロッコのモグレブ・テトゥアン(Moghreb Tetouan)、さらにアフリカ王者とアジア王者が参加する。

 クラブW杯は昨年もモロッコで開催されており、ドイツのバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)が優勝を飾った。(c)AFP