【8月20日 MODE PRESS】ヒット曲「ハッピー(HAPPY)」でも人気の米歌手ファレル ・ ウィリアムス (Pharrell Williams)が、今年のグラミー賞(Grammy Awards)でかぶって大きな注目を集めた「ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)」のマウンテンハットはその後、チャリティーオークションに出品され、ファストフード・レストラン・チェーンのアービーズ(Arby's)が競り落とした。それらの帽子が、ニュースにおけるソーシャルメディアの影響力を示す展示品としてワシントンの報道博物館「ニュージアム(Newseum)」で22日から展示されることが明らかになった。

 ファレルは自身が立ち上げた慈善団体「フロム・ワン・ハンド・トゥー・アナザー(From One Hand to Another)」のために帽子をイーベイ(eBay)に出品。アービーズが4万4100ドル(約455万円)で競り落とした。

 オークション後、ファレルは「僕の帽子を買ってくれた人、誰か知らないけど、とにかくありがとう。チャリティーに使わせてもらいます」とツイート。ファレルの帽子とそっくりの企業ロゴを持つアービーズは「どういたしまして。慈善事業に協力でき、また当社の帽子を取り戻すことができて、ハッピー(HAPPY)です」とジョークをまじえてツイートを返し、ツイッター上で大きな話題を呼んだ。

 アービーズのブランド戦略・広報を担当するヴァイス・プレジデントのクリス・フラー(Chris Fuller)氏は、「グラミー賞授賞式後に弊社とファレルがツイッターで交わした会話は、まったく予想外であったにも関わらず、今年のポップカルチャー界を印象づける出来事となりました」とコメントした。(c)Bang Showbiz/MODE PRESS