【8月21日 Relaxnews】窓の無い飛行機による移動が旅行の未来の姿となりそうだ。あるデザイン会社が作成した次世代ジェット機の完成予想図には窓が無い。

 次世代飛行機「IXION」をデザインしたのは、仏パリ(Paris)近郊に拠点を置くテクニコン・デザイン・フランス(Technicon Design France)だ。窓を取り払うことで、機体の軽量化と構造の簡素化、さらには客室インテリアのデザインの可能性を広げられるという。

 窓が無い代わりに、客室内部の壁面全体が巨大スクリーンになり、翼と胴体に設置されたカメラのとらえる外の景色がパノラマで客室内に映し出される仕組みだ。

 このコンセプトは、米ボストン(Boston)に拠点を置く「スパイク・エアロスペース(Spike Aerospace)」社の次世代ジェット機、Spike S-512と非常に似ている。

 Spike S-512との違いは、IXIONには太陽光パネルが取り付けられ、機内の低電圧システムに電力を供給するところだろう。

 IXIONはSpike S-512と同様、乗客は自分の座席の壁に映し出される映像を自由に変更することも可能だ。

 また乗客は、SF映画の1シーンのように、スワイプと身振りで照明を暗くしたり、テレビを操作したりすることもできるようになるという。

 IXIONの動画はこちらで見ることができる。http://bit.ly/1usolPT

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