■「何度追い払っても戻ってくる」

 ISにとっては、ネット上にショッキングな動画を公開することは「強さの証明」であり、新メンバー勧誘の手法でもあるという。

 フォーリー氏の処刑動画をめぐっては、ツイッターやユーチューブの運営側がアカウントの停止や動画の削除で対抗したが、一般のツイッターユーザーたちの中にも画像の拡散を食い止めようとする動きがみられた。

 ISのネット上での存在感を弱めようとする人々はハッシュタグ「#ISISmediablackout」を使い、ISがプロパガンダ目的で撮影・公開した暴力的な動画や画像を拡散しないよう、他のユーザーに呼びかけた。

 だが、効果のほどは不明だ。20日午後までには、アカウントを停止されたツイッターユーザーのうちの数人が、違うユーザーネームを使ってサイトに復帰した。あるユーザーは「テロリストは何度追い払っても戻ってくる」と書き込んでいる。(c)AFP/Sara HUSSEIN