【8月21日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガ1部、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)のカール・ハインツ・ルンメニゲ(Karl-Heinz Rummenigge)社長は、ジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督が就任1年目で国内2冠を達成して迎えた今オフシーズンに、彼を手放すことはないと明言している。

 ルンメニゲ社長は先日、スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)の元指揮官で、バイエルンとの契約を2016年まで結んでいるグアルディオラ監督について、「バイエルンがグアルディオラ監督を解任することはない」と語っている。

 しかしながら、文句のつけようのない実績を持つグアルディオラ監督は、ドイツ最強クラブのバイエルンが、国内で失敗する可能性がほとんどないことを理解している。

 グアルディオラ監督は、バイエルンの指揮官1年目のシーズンにブンデスリーガ、ドイツカップ(German Cup 2013-14)、UEFAスーパーカップ(UEFA Super Cup 2013)、クラブW杯(2013 FIFA Club World Cup)のタイトルを獲得している。

 しかし、連覇を目指した欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2013-14)ではレアル・マドリード(Real Madrid)に敗れ、準決勝敗退に終わった。

 グアルディオラ監督は、「隠すことではない。何も勝ち取れなければ、来年から別の監督がここに来るだろう」と語っている。

 バイエルンは今季、3年連続のドイツ国内2冠達成が期待されているが、グアルディオラ監督は、決勝戦がベルリン(Berlin)で開催される今季の欧州チャンピオンズリーグでタイトルを獲得できなければ、成功したと評価されないことを知っている。

 しかし、VfLボルフスブルク(VfL Wolfsburg)をホームで迎え撃つリーグ開幕戦を22日に控え、バイエルンを取り巻く状況は順調とはいえない。