【8月20日 AFP】 パキスタンの首都イスラマバード(Islamabad)で20日、ナワズ・シャリフ(Nawaz Sharif)首相の退陣を求める数万人が国民議会に向けデモ行進を行った。

 野党パキスタン正義運動(Pakistan Tehreek-e-Insaf、PTI)を率いるクリケットの元スター選手、イムラン・カーン(Imran Khan)氏とイスラム学者のタヒル・カドリ(Tahir-ul-Qadri)氏は、昨年実施された総選挙の結果は操作されたものだと訴え続けている。

 両氏は、首相の退陣を求め、同国東部ラホール(Lahore)から支持者らを率いて2日間の「長いデモ行進」を実施。首都に到着した後も、5日間にわたりデモ集会を続けている。19日夜には、1週間に及ぶ政治的混乱を受け、国内で強大な力を持つ軍も介入し、政府側との協議を呼び掛けた。(c)AFP/Sajjad TARAKZAI