【8月20日 AFP】男子テニスのファン・マルティン・デルポトロ(Juan Martin Del Potro、アルゼンチン)は、国別対抗戦のデビスカップ(Davis Cup)に対するボイコットを中止せざるを得ないかもしれない。

 アルゼンチンを率いるマルティン・ハイテ(Martin Jaite)監督は19日、9月に行われるデビスカップのワールドグループ・プレーオフで、イスラエルとの対戦を最後に辞任することを発表した。

 手首の手術から依然回復中のデルポトロは、全米オープン(The US Open Tennis Championships 2014)を欠場することが決まっており、デビスカップでは、2012年の試合を欠場して以来、一度もチームに戻っていない。

 1990年にキャリア最高の世界ランク10位に到達したハイテ監督は、これまでの生活に執着するつもりはないという。

 昨年大会(Davis Cup 2013)で、アルゼンチンをベスト4進出に導いた49歳のハイテ監督は、「私の目的は、契約を全うすることだった」と話した。

 デルポトロとの確執を語りたがらないハイテ監督は、米フロリダ(Florida)州サンライズ(Sunrise)で9月12日から3日間の日程で行われるイスラエルとの試合を最後に、監督の座から退くとしている。

 イスラエルのテルアビブ(Tel Aviv)で開催されるはずだったこの試合は、地域の政情不安を受け、会場が変更になった。(c)AFP