【8月20日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するトロ・ロッソ(Toro Rosso)は19日、16歳のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)を、来季から史上最年少のF1ドライバーとして起用すると発表した。

 かつてのF1ドライバー、ヨス・フェルスタッペン(Johannes Franciscus "Jos" Verstappen)氏の息子であるマックスは、現在F3のファン・アメルスフォールト・レーシング(Van Amersfoort Racing)に所属しており、カートレースで経験を積んできた。

 レッドブル(Red Bull)の弟チームにあたるトロ・ロッソで、フェルスタッペンはダニール・クビアト(Daniil Kvyat)とパートナーを組む。

 チームの公式ウェブサイト上で、フェルスタッペンは「7歳の時からF1を目標にしていた。本当に夢がかなったよ」と明かした。

 来月17歳になるフェルスタッペンは、19歳125日で同じくトロ・ロッソからF1デビューを飾ったハイメ・アルグエルスアリ(Jaime Alguersuari)の史上最年少記録を、2歳近く更新することになる。

 カートで世界タイトルを獲得しているフェルスタッペンは、F3最高峰の欧州F3選手権(FIA European Formula 3 Championship)で8勝を挙げている。

 元F1ドライバーの父親からのサポートについて、フェルスタッペンは「F1に参戦するため、力を合わせて一生懸命やってきた。モータースポーツ最高峰のこの場所で、成功をつかむためベストを尽くすつもりだ」と話した。

「フェルスタッペンの名前がF1に戻ることで、古い記憶を呼び覚ますことができればいいと思う。GPのサーキットでファンに会うのが楽しみだ」

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