【8月10日 AFP】(一部更新)イランの首都テヘラン(Tehran)近郊で10日午前、メヘラバード(Mehrabad)国際空港を離陸したセパハン航空(Sepahan Airlines)の旅客機が墜落、乗客乗員48人のうち39人が死亡した。旅客機は混雑する市場からわずか数百メートル離れた場所に落ち、さらに多数の死者を出す事態は免れた。

 国営イラン通信(IRNA)とファルス(Fars)通信によると、航空機は東部タバス(Tabas)に向けて出発した直後の同日午前9時18分(日本時間同日午後1時48分)に墜落した。

 イラン副運輸相によると、墜落した短距離高翼双発機アントノフ140(Antonov An-140)には子ども6人を含む乗客40人と乗員8人が搭乗していた。消防関係者は当初、全員が死亡したと述べていたが、当局の公式発表では、39人が死亡、残る9人が負傷したとされている。(c)AFP