【8月8日 AFP】MH370便の行方不明とMH17便の撃墜という相次ぐ惨事で経営危機に直面しているマレーシア航空(Malaysia Airlines)が、主要株主が8日に発表した提案に基づき、大がかりな経営再建を前に上場廃止することが決まった。

 マレーシア航空の株式70%を保有する国営投資会社カザナ・ナショナル(Khazanah Nasional)が、他の株主の持ち分を全て買い取り、8月中に再建策を最終決定する。

 カザナは「運航業務やビジネスモデル、財政、人的資本、規制環境などあらゆる側面について総点検を行う」とし、経営再建に注力する姿勢を示した。

 同日、カザナの声明の発表前には、マレーシア証券取引所でマレーシア航空の株式の取引が停止されていた。(c)AFP