【8月7日 AFP】タイ女性に代理出産を依頼して生まれた男女の双子のうち、ダウン症候群だった男児を引き取らなかったとしてオーストラリア人夫婦が非難を浴びている問題で、豪当局は7日、子どもに対する性犯罪歴が発覚した夫と電話で接触したことを明らかにした。

 代理出産問題で夫婦が注目を集めた後、56歳の夫が1990年代に児童性的虐待に関連して22件の罪状で有罪となっていたと豪メディアが報じたことから、夫婦が引き取った女児の安全に懸念が生じたとして豪当局が夫婦に対する調査を開始。児童保護当局職員らがパース(Perth)南部バンバリー(Bunbury)の夫婦の自宅を訪れたが応答はなかった。

 だがウエスタンオーストラリア(Western Australia)州児童保護当局は7日、この夫婦と電話で連絡がとれたと発表した。会話の内容や夫婦の氏名などは明らかにしていない。

 この男性には既に成人した子供が3人おり、このうちの1人が豪フェアファックス・メディア(Fairfax Media)に、男性は小児性犯罪での服役を終えて以来、別人のように素晴らしい父親になったと証言している。(c)AFP