【8月7日 AFP】米ハワイ(Hawaii)諸島は現在、2個のハリケーンの接近という異例の現象に見舞われており、住民らは飲み水や懐中電灯を調達するなどして災害に備えている。

 ハリケーン「イゼル(Iselle)」は、ほどなく熱帯性低気圧に変わり、その勢力を落としつつあるとみられているが、ハワイの主要な島々は7日までに強風と大雨に見舞われる可能性がある。

 中部太平洋ハリケーン・センター(Central Pacific Hurricane CenterCPHC)は6日、イゼルがハワイ島に迫っており、鉄砲水や土砂崩れの危険性があると注意を促した。

 また、イゼルのすぐ後ろには、ハリケーン「フリオ(Julio)」も迫っており、勢力を強めながら西北西に時速120キロで進んでいる。

 米当局はハワイの住民と観光客に対し、災害に備えるよう勧告。地元小売店には、水や懐中電灯、電池を買い求める人々の長蛇の列ができている。(c)AFP