涙のヴァルブエナ、ロシア行きは自分の意志
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【8月6日 AFP】サッカーフランス代表のマチュー・ヴァルブエナ(Mathieu Valbuena)が5日、オリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)退団に伴い記者会見を開き、ディナモ・モスクワ(Dynamo Moscow)への移籍は「仕方なく下した決断」ではないと涙ながらに語った。
29歳のヴァルブエナは、ディナモからのオファーに迷ったことも明かしている。
ディナモへ加入により、3年合計で1000万ユーロ(約13億7000万円)の報酬を手にすると報じられているヴァルブエナは、「注意深く考え抜いた。彼らの話に興味を持ったんだ。本格的なスポーツプロジェクトを計画しているようだからね」と話した。
「やる気は満々だし、彼らの進歩に貢献したいと思っている。仕方なく下した決断ではない」
「良いオファーだった。金銭面でもね。でも、クラブでのやりがいが決め手になった」
ヴァルブエナには、欧州の名門クラブからのオファーが来ておらず、イングランド・プレミアリーグのクイーンズ・パーク・レンジャーズ(Queens Park Rangers、QPR)とウェストハム(West Ham)だけが、獲得に名乗りを上げていたと報じられている。
2006年にマルセイユに入団し、2009-10シーズンにはリーグ優勝を経験したヴァルブエナは、「オリンピック・マルセイユでの成功は、僕の一番の誇りだ」と話した。
フランス代表として38キャップを誇るヴァルブエナは、W杯ブラジル大会(2014 World Cup)でも母国のベスト8進出に貢献しており、「人生で最高の瞬間の一つ」だったと表現している。
「僕たちは、なんだか23人兄弟みたいだった。23人の男が47日間一緒に行動するのは大変だ。でも、一度も問題は起こらなかったし、悪口の一つも聞かなかった」
「代表チームは、もっと上までいける。2016年の欧州選手権(UEFA Euro 2016)では結果を残せるさ」
(c)AFP