【8月6日 AFP】サッカースペイン代表のシャビ・エルナンデス(Xavi Hernandez)が5日、代表からの引退を表明し、2010年のW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)と2度の欧州選手権(UEFA Euro)制覇を果たした輝かしいキャリアに、幕を下ろすことになった。

 FCバルセロナ(FC Barcelona)でプレーする34歳のシャビは、記者会見で「代表チームを去ることに決めた。僕の代表での時間は終わったと思う」と話した。

「信じられない、夢のような時間だった。名誉なことだ」と語るシャビは、スペインの大黒柱として、2010年のW杯南アフリカ大会、2008年と2012年の欧州選手権優勝に貢献した。

 シャビは、「ここ6年から8年で、たくさんの成功を収めることができた。これからは、僕もスペイン代表のファンの一人だ」と語り、バルセロナに残留する意思を固めたことも発表した。

 シャビは同時に、2012年の欧州選手権で代表を引退するつもりだったところ、チームを率いるビセンテ・デル・ボスケ(Vicente del Bosque)監督に引き止められたことを明かした。

「ブラジルまで残ってくれと懇願されたけど、ブラジル大会は、みんなにとっても僕自身にとっても残念な結果に終わった」

 シャビは、「個人的には、グループ突破のかかったチリ戦に出られなかったことが残念だった」と話した。スペインは、この試合に0-2で敗れ、ブラジル大会のグループリーグ敗退が決まった。(c)AFP