ウッズは、6月下旬にワシントンD.C.(Washington D.C.)で行われた自身が主催するクイッケン・ローンズ・ナショナル(Quicken Loans National 2014)で予選落ちを喫した。また、69位タイに終わった7月の第143回全英オープン(The 143rd Open Championship)では、プロ転向後に出場したメジャー大会において過去最低のラウンドを経験したが、2月以降では今季唯一、痛みを訴えることなく4日間のラウンドをプレーした。

 この日、負傷したあとも懸命にラウンドを終えようとしたウッズだったが、パー3のショートホールでピンに60メートルも届かず、アプローチショットを売店に打ち込む場面もあった。

 全米プロゴルフ選手権の前哨戦と位置付けられた今大会のファイアストーン・カントリークラブ(Firestone Country Club)で過去8回の優勝を経験しているウッズは、コースを去る頃に痛みが急激に悪化したと語った。

 この日スコアを3つ落としたウッズは、通算4オーバーで大会を途中棄権した。

 カートに乗ってコースを後にしたウッズは、腰を押さえ、痛みを緩和させるために上半身を伸ばしたままの姿勢を余儀なくされていた。(c)AFP