【8月3日 Relaxnews】夏の休暇を楽しむ欧州の人たちにとって、一番の楽しみは相変わらず「読書」のようだ──欧州各国の大手航空会社が設立したオンライン旅行会社Opodoはこのほど、域内各国の旅行者を対象に実施したアンケート調査の結果を発表した。

 回答者の5人に3人以上が、夏休みの旅行に1〜2冊の本を持っていくと答えた。中でも一番の「本の虫」はフランスの旅行者で、76%が「旅行に持っていくものリスト」に本を入れていると答えた。

 持参する冊数については、大半が1〜2冊と答えた一方で、フランスとドイツではそれぞれ、20%と19%が「4冊」と回答した。また、アンケートでは最も「読書欲」が弱いのがイタリアであることも明らかになった。1冊も持参しないと答えたのは、回答者の23%だった。

 このほか、フランスではどれほどかさばっても伝統的な「紙」の本が好まれ(69%が紙の本を持参)、英国では文学と技術を結び付けることに寛容な人が多い(25%が電子書籍に抵抗がない)ことが分かった。

 一方、最新のニュースを追うことや雑誌の購読については、どの国の人たちの間にも共通の傾向がみられた。タブレットやスマートフォンを使うのが一番だという。特にフランスでは55%、ドイツでは58%がこれらを利用すると答えた。ただし、ドイツでは69%の人が、旅行中はインターネットを使いたくないとも回答している。

 アンケートは今年6月23日〜7月3日まで実施、1640人が回答した。(c)Relaxnews/AFPBB News