【8月1日 AFP】南アフリカで7月31日、高速道路を走行中のトラックの荷台に目隠しをされた状態で乗せられていた若いキリンが、頭部を負傷して死んだ。動物虐待防止協会(Society for the Prevention of Cruelty to AnimalsSPCA)が発表した。

 SPCAのリック・アラン(Rick Allan)氏はAFPに対し、キリンは高架橋に頭をぶつけて死んだようだと話している。SPCAはすでに調査を開始しており、キリンの運搬にかかわった人々の刑事告発も検討しているという。

 同氏は、「道路で輸送中の2頭のキリンのうち1頭が事故に遭った。何が起きたのかはっきりとはわからないが、キリンが橋に頭をぶつけたという未確認の情報が複数ある」と語った。獣医はこのキリンが「頭部の傷が原因で死んだ」と話しているという。また、もう1頭は無事で元気だと付け加えた。

 事故は同国の首都プレトリア(Pretoria)と商業の中心都市ヨハネスブルク(Johannesburg)の間で起きたが、キリンがどこから運ばれてきて、どこに向かっていたのかや、野生なのか動物園で飼育されていたのかなどについては不明だという。(c)AFP