【8月1日 AFP】(一部更新)台湾南部・高雄(Kaohsiung)市で1日午前0時(日本時間同1時)ごろ、大規模なガス爆発が複数発生し、少なくとも25人が死亡、267人が負傷した。消防当局が発表した。

 爆発によって同市の前鎮(Cianjhen)区一帯は炎に包まれ、自動車はひっくり返り、舗装道路もめくれ上がるなど、街には大きな被害が出ている。地元消防当局によると、死者には4人の消防隊員が含まれている。

 目撃者らによると、現場では路上に遺体が散らばっていたという。ある目撃者はAFPに対し、「爆発の後、20階くらいの高さまで立ち上る炎を見た」と話した。また別の目撃者は台湾の中央通信社(Central News Agency)に爆発の衝撃は「雷」や「地震」のようだったと話した。火災は1日の午前中に大半が消し止められたが、数か所でまだ火の手が上がっている。

 当局には爆発に先立つ7月31日夜、現場周辺の住民らからガス漏れの通報があったという。ガス漏れの原因は分かっていない。(c)AFP/Amber WANG