【7月31日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)のマイアミ・ヒート(Miami Heat)残留を決めていたクリス・ボッシュ(Chris Bosh)が30日、チームと正式に再契約した。契約は、5年総額1億1800万ドル(約120億円)と報じられている。

 一度はフリーエージェント(FA)になったボッシュは、レブロン・ジェームズ(LeBron James)が古巣のクリーブランド・キャバリアーズ(Cleveland Cavaliers)復帰を選択するなか、ヒューストン・ロケッツ(Houston Rockets)が提示したマックス契約のオファーを断り、チームに残留していた。

 ヒートのパット・ライリー(Pat Riley)社長は「クリス・ボッシュはNBAファイナル制覇を2度経験しており、リーグで最も万能なビッグマンだ。唯一無二の技術を持ち、それが彼を現役最高の選手の1人とさせている」とコメントした。

「クリスがこの球団とスタッフ、街のために全力を注いでくれていることは、常に感じていた。来季はこのチームで歴代最多記録を作るチャンスがあるし、オールスター選出9回の選手が戦列に戻ってくれたのは、チームにとって大きな鍵になると思う。彼のような選手がいてくれて、われわれはとても恵まれている」

 30歳のボッシュは、ヒートに加入した2010年以来、ジェームズ、ドウェイン・ウェイド(Dwyane Wade)と一緒にプレーしてきた。3人の活躍により、ヒートは2年連続でタイトルを獲得し、4季連続でNBAファイナルに進出した史上3つ目のチームになった。

 6月に3選手全員がFAとなり、ジェームズは故郷クリーブランド(Cleveland)のチームに戻ったが、ウェイドは7月中旬にヒートと新たに2年契約を結んでいる。(c)AFP