【7月30日 AFP】マイケル・チャン(Michael Chang)氏をコーチに迎えて成功を収めている今シーズン、錦織圭(Kei Nishikori)は上位勢を前にしても臆さない、新たな自信を手に入れている。

 全米室内選手権(US National Indoor Championships 2014)で連覇を飾り、バルセロナ・オープン(Barcelona Open Banc Sabadell 2014)で優勝するなど、ATPツアーで自己最高のシーズンを送っている錦織は、全米オープン(The US Open Tennis Championships 2014)へ向けてまずは今週、シティ・オープン(Citi Open 2014)に大会第4シードとして臨む。

 錦織はこの日、「上位5人とかそのあたりの選手と比べると、まだだいぶ差はあります。彼らは簡単なショットをミスしないし、簡単にポイントを譲ってゲームをくれるということがありません」とコメントした。

「だけど彼らにも何回か勝ってきて、気後れするということはもうありません。今ではトップ選手との対戦でも、前よりも自信を持ってプレーしてます」

 24歳の錦織は、四大大会(グランドスラム)優勝17度のロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)を今年のソニー・オープン(Sony Open 2014)準々決勝で破るなど、対戦成績を2勝2敗としている。

 また、世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)とは1勝1敗で、ソニー・オープンでは準決勝で顔を合わせるはずだったが、錦織が左足の付け根の負傷で棄権したため、対戦は実現しなかった。

 その一方で錦織は、ランキング2位のラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)とは、7度対戦して1度も勝つことができていない。マドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2014)決勝ではクレーコートでナダル相手に最終セットまで持ち込んだが、腰を痛めて途中棄権を強いられた。