【7月30日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)のロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)は29日、トヨタ・スポーツ・センター(Toyota Sports Center)で記者会見を行い、新ヘッドコーチ(HC)にバイロン・スコット(Byron Scott)氏が就任することを発表した。

 スコット氏は1980年代にレイカーズの主力選手として3度のNBAファイナル制覇を果たしている。

 スコット氏はNBAで通算14シーズン過ごし、レイカーズには11シーズン在籍した。

 その後、ニュージャージー・ネッツ(New Jersey Nets)(現ブルックリン・ネッツ(Brooklyn Nets))のHCに就任したスコット氏は、2002年と2003年にチームをNBAファイナルに導いている。

 スコット氏はまた、ニューオーリンズ・ホーネッツ(New Orleans Hornets)(現ニューオーリンズ・ペリカンズ(New Orleans Pelicans))とクリーブランド・キャバリアーズ(Cleveland Cavaliers)で指揮を執った経歴を持っており、2007-08シーズンにはホーネッツでコーチ・オブ・ザ・イヤーを受賞した。

 マイク・ダントニ(Mike D’Antoni)HCが辞任して以降、レイカーズは新しい指揮官を探していた。レイカーズが球団史上最悪なシーズンの1つを過ごしたことで、ダントニ氏は4月にHCを辞任した。

 2012-13シーズン途中にマイク・ブラウン(Mike Brown)氏に代わってチームを率いたダントニ氏だが、指揮官就任から18か月も経たないうちに退団を余儀なくされた。

 ダントニ氏が率いたレイカーズの通算成績は67勝87敗で、コービー・ブライアント(Kobe Bryant)が故障により6試合しか出場できなかった2013-14シーズンは27勝55敗に終わっていた。

 勝率3割2分9厘に終わった昨季のレイカーズは、ウエスタンカンファレンスで14位に終わり、1957-58シーズンに当時ミネアポリス・レイカーズ(Minneapolis Lakers)が記録した19勝53敗(勝率2割6分4厘)以来となる最悪の成績だった。(c)AFP