【7月29日 AFP】韓国軍は29日、陸軍所属の2人の兵士が自殺した事実を認めた。6月に起きた兵長による銃乱射事件に続き、北朝鮮との軍事境界線の最前線部隊に若い徴集兵を配置することの是非が再び問われている。

 陸軍広報によると、2人の兵士は27日に軍事境界線近くにある別々の兵舎で首を吊った状態で発見された。年齢はともに20代前半で、精神状態が懸念されるために特別監視を要するとされる兵士のリストに名前があがっていた。2人の死については現在調査中だという。

 韓国軍内では6月21日に、軍事境界線近くの監視所に配置されていた22歳の兵長が同僚に向けて発砲し、5人が死亡、7人が負傷する事件があった。(c)AFP